■サイズ　Ｓ〜ＬＬ、店長サイズ（特殊サイズ）
■難易度　★★★
■布帛専用パターン
■Ａ3ダウンロード
※こちらの商品はA3用紙サイズでのご提供となります。ダウンロード商品をお買い求めの際は印刷環境をご確認ください。

はじめて、骨格のタイプをベースにした型紙を作りました。

世の中にある骨格診断。
人体の骨（とそこにつく筋肉）は決して３タイプなどということはありませんが、
骨格の特徴を捉えると、似合うもの、似合わないものがわかるというのは非常に正しくて

素敵な洋服を作るには、洋服だけが素敵でも駄目で

似合う生地
似合う形

を選ぶことが大切です。人が着ることで、洋服の雰囲気すら変わるからです。

今回、骨格ストレートに合うデザインで型紙を作りました。
骨格ストレートは、メリハリのある体型で、肉感的なところが特徴で、
かんたんに言うと、80年代にはやったような、ボディコンシャスな洋服が似合う。
つまり、現在、令和の時代によく見られる、ざっくりとナチュラルな洋服は
似合わないことが多く、私も骨格ストレートのため、更に特殊体型のため、
着るものには随分悩みました。



要はこの絵の、右側の洋服が似合うって話なのですが、
そうはいっても、ウエストインや、ひざ丈などは抵抗あるし、
今の時代には少し古臭いデザインでもありますので

骨格ストレートに似合って、今着られるデザインを、
という事で作った型紙です。


■　寸法表　



【　店長サイズについて　】

店長サイズは、polka drops 店長のサイズになります。

身長150cm、体重60kg弱。
骨格ストレート。

かんたんに言うと、身幅がＬサイズ、着丈がＳサイズ、肩幅がＭサイズという
特殊体型です。


■　材料と用尺

●布帛素材（有効生地巾110cm以上必須）110cm巾
　　Ｓ 3.2m Ｍ 3.5m Ｌ 3.7m LL 3.9m 店長 3.4m
　　仕様書の、マーキング図参照

●接着芯　0.9m

●15mm幅のびどめテープ　0.4m

●ボタン　13mm径　11個

●30mm幅の平ゴム　（Ｓ→36cm）（Ｍ→39cm）（Ｌ→42cm）（LL→45cm）(店長→42cm)




■　生地の選び方

日常着に使うようなワンピース素材が適しています。
綿、綿麻、麻、ウールなど。
仕様が細かいので、厚みは中肉まで。

骨格ストレートさんが着るには、張りのある素材が適しています。
タイプライターコットン、コードレーン、張りのあるリネン、綿素材。
薄手のファイユ、艶があるフラットな素材。

似合わないものは、ワッシャーや、レーヨン、テロテロのポリエステル
凹凸の大きい素材。


■　商品説明

◇Ｓ〜ＬＬ、店長サイズ（特殊サイズ）布帛専用
◇ダウンロード：型紙白黒、仕様書カラー共にA3用紙21〜23枚
◇プリント発送：型紙A3用紙カラー14枚〜16枚、仕様書A4用紙カラー13枚


骨格ストレート体型の、体の肉感を拾わずにメリハリを自然に活かす型紙です。

●骨格ストレートにありがちな「首が短く見える」を、首から少し離した衿で解消。
●ボタンを上まで留めても、胸板が厚く見えにくい。
●脇からスカートの広がりまで、すっきりシャープに（でもウエストゴム）

自分にピッタリ合う洋服を、作るという体験。
着るという体験を。

◆使用生地　綿100％
◆購入店　日暮里







■　店長、店長サイズで

身幅Ｌ
着丈Ｓ
肩幅Ｍ

の店長サイズです。
バランスが、詰まり気味、という感じですね。

手前みそになってしまいますが、着心地良いです。
お腹、苦しくないし、腕も動かしやすい。

そして、第一ボタンを開けるとか、Ｖネックなどの男性的ではない感じの
品の良い衿ぐりを体験したかったのですが、それが形になっています。

比較的高密度の糸で織ってあるので、何の機能も加工もない癖のない綿で
値段も安価ですが、艶があり、適度な張りが出ます。
綿素材は色々あるのですが、こういう感じが、合うと思います。
触った感じも、サラっとして、冷たい感じがします。

◆モデル　150cm 60kg
◆使用生地　綿100％
◆購入店　日暮里





■　店長、店長サイズでもう１枚

◆モデル　150cm 60kg
◆使用生地　綿100％
◆購入店　日暮里





■　型紙を選ぶことで、綺麗になる

最後に、比較写真を。
右は、骨格ストレートに合うとされるＶネックセーターで、
スカートは、合わないとされるギャザースカート（当店商品）で、
肥満というだけでなく、普通に4９歳の、張りのない肉感を感じます。

いますよね、こういうおばちゃん。

骨格ストレートの人は、メリハリのないシルエットでは太って見えます。
（この写真はすでに太っていますが、痩せている方でも同様です）
腰の位置が高いので、その高さに持ってくること、
メリハリを、むりやり腰で絞るのではなく、自然にフォルムを作ることで、
同じ人間ですが、見え方がぐんと変わります。

「似合う」という、一見曖昧なものが、若さも美しさも作ります。
美人ではなかったとしても、美人に見えれば良いんです。
昨日より今日の方が、いい感じになったら毎日は楽しくなる。

コロナの影響で、外出が気軽ではなくなった分、
意味のあるお出かけ、誰と会うか、とても重要な時代になりました。

より「似合う」という体験のためのワンピースです。