■防水透湿素材の縫い方のコツ
■転載不可

snappy life さんの防水透湿素材を何度か縫って、個人的に気づいたこと、
縫う時のコツなんかを、メモみたいですが書き記しておきます。
防水にも色々あると思うので、他の素材でも同じようなコツが使える場合も
あるかもしれませんが、そうでない場合もあるかもしれませんので
臨機応変に参考にしてください。

 ● アイロンはごく低温ならかけられるのですが、アイロンによって
   温度が曖昧である(特に家庭用は表示があてにならない)事があるので
   必ずハギレなどで縮んだりしないか確かめてから、そっと短い時間であてます。

 ● 基本的にアイロンがかかりにくい生地で、折り目が安定しにくいため、
   縫い代を落ち着かせるために、ステッチなどを入れると効果的です。

 ● ただしアームホールだけは、カーブが強くてステッチを入れるとピリつくため
   入れない方が良いです。(仕様書でも入れていません)

 ● 縫い目がピリつきやすいので、基本的に糸調子はややゆるめがおすすめです。

 ● 縫い代始末をしなくてもほつれません。(裏を見た時、デザイン的には
   始末が入っていた方が、それらしく見えるとは思いますが)

 ● 三つ折りステッチなどはアイロンが難しい場合、図のように、一度二つ折りして端ミシン、
   その後三つ折りの状態にしてもう一度端ミシン、と、2回に分けると縫いやすいです。



生地の大まかな種類別だけでなく、生地生地によって綺麗に縫うコツは少しずつ違ってきます。
どう仕上げたいかによっても、違ってきます。
縫いやすさ、やりやすさも人それぞれ。
でもその「それぞれ」をつかむために、この記事がどこかで何かの参考になれば幸いです。

今度、番外編で、ニットテープ始末のコツもご紹介しようと思います。
ゆるっと楽しみにしていただけたら嬉しく思います。